受信メールのデータのみであれば、異なる「メールワイズ」からメールデータを移行できます。
ただし、次の制限があります。ご留意ください。
「メールワイズ」から送信した「送信メール」は、メールソースを保存していないため、移行できません。
メールソースの移行となるため、状況・担当者・確認者の設定、緊急度、コメント、メール項目、
フォルダ構成等の情報は移行できません。
※ 「アドレス帳」の顧客情報にメールアドレスが登録されている場合は、インポートした受信メールの
差出人メールアドレスと一致していれば、該当顧客情報の履歴として紐付られます。
「メールワイズ」では、受信メールのメールソースを保存していますが、受信したアカウントごとに
保存していません。そのため、移行元の「メールワイズ」の各フォルダの中から、該当するメールを選別し、
取り出す作業が必要になります。
「メールワイズ」のメールソースの保存場所
[データディレクトリ]/mw/file/mail[id]/m[id]-[NO]
この中に 1 メール= 1 ファイルの形式(拡張子なしの EML 形式)で保存しています。
例) C:\cybozu\mailwise\cbmw\mw\file\mail9\m9-1
・[id]:「メールアプリケーション」ごとに割り振られた数字です。
「メールワイズ」上で閲覧しているメールの詳細画面のURL から、上記の数字を確認できます。
例:メールの詳細画面の URL
http://cybozu/scripts/cbmw/mw.exe?page=MailView&wid=4&
bs=9&vid=&mid=168
上記の[bs=9]に記された「9」の数字が、該当の数字です。閲覧中のメールソースは、
[データディレクトリ]/mw/file/mail9/m9-[NO]内に保存されています。
・[NO]:フォルダ番号です。「1」からスタートし、フォルダに保存するデータ数が一定数を超えると
「m9-2」フォルダを生成する仕様です。
上記ディレクトリから、メールソースをコピーすることで、受信メールを移行できます。
次に、メールソースをコピーし、受信メールを一括して移行する手順について案内します。
■ 受信メールを一括インポートする
1. 画面右上の歯車のアイコンをクリックし、「システム設定」を選択する
2. 画面左側のシステム一覧から「全般」を選択する
3.「データ管理」枠内の「メールのインポート」をクリックする
※「メールワイズ 5.1.4」以前のバージョンでは「運用管理」枠内の「メールのインポート」をクリックします。
4. インポートの対象を選択する
5. [メールインポートの実行ファイルを作成する]をクリックする
※ データディレクトリ直下に「mwimport.bat」または「mwimport」というメールインポート実行ファイルが
作成されます。
6. 用意したインポートするメールソースファイルを、次のディレクトリにコピーする
・受信メール
[データディレクトリ]/mw/import/mr
例:C:\cybozu\mailwise\cbmw\mw\import\mr
7. メールインポートを実行する
※ Windows OS の場合、データディレクトリに移動し、「mwimport.bat」をダブルクリックすると実行できます。
※ メールのインポート中は「メールワイズ」がメンテナンスモードになります。ご留意ください。
メールのインポートについては、次のページでも案内しています。
メールデータをインポートする