サイボウズ Office 10は、サーバーにサイボウズ Office 10をインストールし、クライアント端末のWebブラウザーからサーバーへHTTP(S)でアクセスすることで利用できるWeb型グループウェアです。
サイボウズ Office 10にウイルスを駆除または検知する機能は搭載していません。
サーバーまたはクライアント端末側でウイルス対策を行う必要があります。
サーバーでのウイルス対策
サイボウズ Office 10が使用している一時ファイル領域のファイルが、ウイルス対策ソフトによってウイルスとして隔離されると、サイボウズ Office 10が動作しない、パフォーマンスが低下するなどの問題が発生する恐れがあります。
サイボウズ Office 10をインストールしているサーバーにウイルス対策ソフトを導入する場合は、次のディレクトリと配下のファイルを検索対象外にしてください。
- インストールディレクトリ
- (データディレクトリ)/cb5/data
- (データディレクトリ)/cb5/module
- (データディレクトリ)/cb5/page
- (データディレクトリ)/cb5/session
- ドキュメントルートディレクトリ
インストールディレクトリおよび
データディレクトリ、
ドキュメントルートディレクトリは、システム設定の「実行環境の診断」画面で確認できます。
注意
- (データディレクトリ)/cb5/file配下には、受信メールと各アプリケーションの添付ファイルが保存されるため、検索対象にすることを推奨します。
クライアント端末でのウイルスメール対策
サイボウズ Office 10で受信したメールは、サーバーに保存されています。クライアント端末には保存されません。
ユーザーは、クライアント端末のWebブラウザーからサーバーのサイボウズ Office 10にアクセスして、受信メールを閲覧します。
【メールの閲覧の仕組み】
また、サイボウズ Office 10は、受信メールの詳細画面を表示したときにウイルス感染しないような対策(サニタイズ)を施しています。
ただし、次の操作はクライアント端末にファイルをダウンロードして開く操作になるため、クライアント端末にウイルス対策ソフトを導入することを検討してください。
- 受信メールの添付ファイルをダウンロードして、ファイルを閲覧する
- HTML形式の受信メールのHTMLファイルをダウンロードして、HTMLファイルを閲覧する
HTMLファイルをダウンロードする
補足
- メールサーバーでウイルスメール対策をすることも推奨します。
お使いのメールサーバーでウイルスメール対策ができるかどうかは、メールサーバー業者にお問い合わせください。