破損したアプリの特定方法と、データベースの復旧方法は次のとおりです。
データベースの復旧は、【復旧方法1】 から順番にお試しください。
破損の状況によっては、破損したアプリでの設定を進められない場合があります。
復旧方法1～3 のいずれでも復旧できない場合は、アプリを新規作成して一から運用することをご検討ください。
 

破損したアプリの特定方法 【復旧方法1】アプリが破損する前の「サイボウズ Office 10」から復旧する 【復旧方法2】項目のみCSVファイルに書き出してアプリを作成し、データコピーで復旧する 【復旧方法3】すべてのレコードをCSVファイルへ書き出してアプリを作成して復旧する

  破損したアプリの特定方法

1. database.logの末尾に「INVALID」または「BAD record」として表示されている「アプリID.dbmx」を確認する
   アプリIDが「32」のアプリが破損している場合の database.logの例：

   [database 2023-01-10 11:43:31] INVALID [database 2023-01-10 11:43:31] C:\cybozu\office\cbag\cb5\data\db\32.dbmx

   　　
2. システム管理者で「サイボウズ Office 10」の画面上から、1. で確認した「アプリID.dbmx」とIDが一致するアプリを確認する
   詳細は、各アプリの情報を確認するを参照してください。
   ※ 上記ページの手順7. でアプリIDやアプリ名を確認できます。
    

【復旧方法1】アプリが破損する前の「サイボウズ Office 10」から復旧する

1. 既存の「サイボウズ Office 10」とは別に、アプリが破損する前のバックアップデータ（data、file、log、module）を利用して、新たに「サイボウズ Office 10」を構築する
   詳細は、新しい環境へのリストアを参照してください。
    
2. 新たに構築した「サイボウズ Office 10」で破損チェックを実施し、破損がないことを確認する
   詳細は、データベースの破損チェック方法を教えてください。を参照してください。
    
3. 新たに構築した「サイボウズ Office 10」から、復旧したいアプリをDBMファイルへ書き出す
   詳細は、アプリデータの場合を参照してください。
    
4. 新たに構築した「サイボウズ Office 10」の環境から書き出したDBMファイルを、利用中の「サイボウズ Office 10」へ読み込んでアプリを作成する
   詳細は、DBMファイルを読み込むを参照してください。
   　
5. DBMファイルで移行したアプリのデータが問題ないことを確認の上、破損していたアプリを削除する
   詳細は、アプリの削除を参照してください。
   
   ※ 新たに構築した「サイボウズ Office 10」から出力したDBMファイルを読み込むと、
   　 アプリの運用管理者が [全員] にリセットされます。
   　 また、他のアプリでリレーションの関連づけるアプリに設定している場合は再設定が必要です。
   　 必要に応じて、アプリの設定を行ってください。詳細は、次のマニュアルを参照してください。
   　 DBMファイルから読み込めるデータ
   　（『拡張子が「.dbmz」で、同じ環境から出力している場合』を参照してください）
   　 カスタムアプリの設定
   
   ※ バックアップデータと差分がある場合は、破損していたアプリを削除する前に
   　 データコピーやCSV書き出し/読み込み、または手動での登録を行ってください。
   　 詳細は、次のマニュアルを参照してください。
   　 データコピーを追加する
   　 データコピーの実行
   　 CSVファイルでのレコードデータの管理
    
6. 既存の「サイボウズ Office 10」に対して破損チェックを実施し、破損がなくなったことを確認する
   詳細は、データベースの破損チェック方法を教えてください。を参照してください。
    

【復旧方法2】項目のみCSVファイルに書き出してアプリを作成し、データコピーで復旧する

　  ※ データコピーにより、添付ファイルを一括で登録できます。
         復旧したいアプリに添付ファイルがない場合は、【復旧方法3】をお試しください。

1. 項目のみ CSVファイルへ書き出し、CSVファイルからアプリを作成する
   
   1) 破損したアプリでレコード一覧画面にレコードが表示されていない状態にする
       以下のような検索条件にすることで、レコード一覧画面にレコードを非表示にできます。
   　 <詳細検索の条件例>
     　 [レコード番号] が [0] [と同じ]
   
   2)「その他の操作」から CSVファイルへすべての項目を書き出す
       詳細は、CSVファイルに書き出す（一般ユーザーが操作する場合）を参照してください。
        
   3) CSVファイルからアプリを作成する
       詳細は、 CSVファイルからのアプリの作成を参照してください。
      
2. 破損したアプリで「データコピー」を設定し、1. で新しく作成したアプリへレコードを移行する
   詳細は、次のマニュアルを参照してください。
   データコピーを追加する
   データコピーの実行
    
3. 移行したデータが問題ないことを確認の上、破損したアプリを削除する
   詳細は、アプリの削除を参照してください。
   
   ※ 必要に応じて、破損していたアプリを削除する前にアプリの設定を行ってください。
   　 詳細は、カスタムアプリの設定を参照してください。
    
4. 「サイボウズ Office 10」に対して破損チェックを実施し、破損がなくなったことを確認する
   詳細は、データベースの破損チェック方法を教えてください。を参照してください。

【復旧方法3】すべてのレコードをCSVファイルへ書き出してアプリを作成して復旧する

1. 破損したアプリから、レコード情報を含むすべての項目をCSVファイルへ書き出す
   詳細は、CSVファイルに書き出すを参照してください。
   ※ 項目名も書き出してください。
    
2. CSVファイルからアプリを作成する
   詳細は、CSVファイルからのアプリの作成を参照してください。
   ※ 手順10. の「先頭行を項目名にする」はチェックを入れて設定を進めてください。
    
3. CSVファイルから作成したアプリのデータが問題ないことを確認の上、破損していたアプリを削除する
   詳細は、アプリの削除を参照してください。
   
   ※ 添付ファイルは一括書き出し後、手動で登録してください。
   　 詳細は、アプリの添付ファイルの一括ダウンロードを参照してください。
   
   ※ 必要に応じて、破損していたアプリを削除する前にアプリの設定を行ってください。
   　 詳細は、カスタムアプリの設定を参照してください。
    
4. 「サイボウズ Office 10」に対して破損チェックを実施し、破損がなくなったことを確認する
   詳細は、データベースの破損チェック方法を教えてください。を参照してください。